真夜中のドア〜Stay With Me〜
シティポップといえば松原みきさんのこの曲
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林哲司さん作曲
林哲司さんといえば
杉山清貴&オメガトライブですよ!
林哲司さんも、AOR巨匠デヴィッドフォスターの曲にかなり影響を受けているそうです。
真夜中のドアを作るにあたって、林さんはこの曲からインスパイアされたんじゃないかなーと思われるのがこの↓↓アルバムに収録されている
【It's The Falling In Love】
キャロルベイヤーセイガーとデヴィッドフォスターの共作。
コーラスにドゥービーブラザースのマイケルマクドナルドもいます。このコーラスでイントロが始まるのですが、めちゃオシャレ。そこからキーボードのメロディが印象的。
真夜中のドアもコーラスから始まり、サビまでは聴き比べると、【It's The Falling In Love】を意識していると思うのですが、真夜中のドアは、飛行機が滑走路を動き出して飛び立つかのように、ジワジワ・どんどん曲が盛り上がってきます。日本人は盛り上がりのある曲が好きですからね。(洋楽って邦楽ほど、サビ!って意識が薄そうな感じしません?)
付き合いだして、2度目の冬に彼の心が離れていき、真夜中のドアを叩きながら帰らないでと泣いた……あの季節が今目の前。今でも彼の口癖を思い出してしまう…。そんな歌詞が展開されて、ラストにさしかかるにつれてギターソロが、松原みきさんのボーカルのバックで鳴り響きます。
いつの間にか松原みきさんのボーカルは終わっているのですが、このギターソロが延々と続きながら、更に盛り上がりながら、維持したままフェードアウトですよ。例えるとスピードをあげた滑走路から飛び立った飛行機が、遠くへ行くほどに小さくなっていくみたいな感じ。
この感覚がシティポップなのかもしれませんね。
もう去っていった彼のことを追いかけたりせず、辛くて苦しい想いを胸に秘める…オトナのかっこいい女性像ですよね。
このギターソロを弾いているのは、松原正樹さんという、スタジオミュージシャン。松山千春の長い夜や、寺尾聰のルビーの指輪など、聴けば誰でもわかるギターソロをたくさん弾いています。大好きなギタリストです。
今回は真夜中のドアを取り上げて、影響のある洋楽と、そこに日本らしさを取り入れたシティポップについて書いてみました。
みなさんは真夜中のドアを聴くとどんな感覚がしますか?
#真夜中のドア
#松原みき
#シティポップ #citypop
山下達郎 リマスターレコード&カセットテープ発売!!
山下達郎さんのリマスターアナログレコードとカセットテープが5月から順次発売されるそうです。
正直申しまして、オリジナルアルバムは全く所有しておらず、あ!!最新アルバムは持ってるの思い出した!危ない危ない(・。・;
3回行ったことあるライブと、ベスト盤収録されている曲しかちゃんと聴いたことはありません。こんなですけど、ファンです。
私も早速予約しました。
BOMBER収録 GO A HEAD
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初盤は1978年リリース。
潮騒や、ライブでは欠かせないLet's Dance Babyも収録。
Bomberのようなゴリゴリなファンクもあれば、Let's Dance Babyでは、キラキラしたアーバンテイストなダンスナンバーもあり、飽きさせません。
For Youも名盤ですが、負けずにこちらも名盤です。
そしてFor You
初盤は1982年。
AORしてますね。世界的に見ても、AOR真っ只中な年だったのではないでしょうか。
世間ではキラキラ✨✨したイメージのあるこのアルバム。早く全曲聴きたい!
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私の勝手な考察ですが、やはりAOR〜クロスオーバーフュージョン・ジャズからの影響はあると思います。あの時代はデヴィッドフォスター、ボブジェームス、デイヴグルーシン、クインシーなどが常に最先端の音楽を提示していました。ヒットの教科書的なミュージシャンです。これを達郎さんが知らないわけがない。日本のポップスという形で表現してくれた達郎さんには感謝ですね。勝手な解釈でごめんなさい。私の耳にはそのように感じ取れました。
#山下達郎
#シティポップ
チャゲアス編【90年代に好きだった音楽】
90年代に学生時代を過ごしました。この時期はシングルヒットがたくさんあり、ミリオンセラーもたくさん出てましたね。
中学生時代に大好きだったのはCHAGE & ASKAのこのアルバム
僕はこの瞳で嘘をつく
SAY YES
が入っていますので、モンスター級に売れてました。
CATCH&RELEASEもチャゲ曲でライブではとても盛り上がりますね。何回聴いたやら。
私がいちばん好きな曲は
明け方の君
歌詞が本当に素敵です。
大人な歌詞に憧れを感じていた中学生でした(笑)
こんな男性と付き合えたら幸せだろーなーとか(笑)
この女性はなんかミステリアスなんだけど、たぶんとても素直な人なんだろうな。とか。
隠れ名曲だと思いますので、ぜひオススメ。
是非歌詞を読みながら曲を聴いてもらえると、こころがジーンとすること間違いないです。
お次のアルバム
if
がシングル曲です。
オススメは一曲目のGUYS
出だしが管楽器のファンファーレのように始まり、また新たなチャゲアスを感じさせてくれたアルバムでしたね。
HANG UP THE PHONE
も管楽器を取り入れて、ジャズファンクテイストでかっこいいです。
チャゲアスはサブスク解禁はされていないようですね。是非歌詞カードを読みながら、アルバムの世界観を味わってほしいと思います。
#チャゲ
#飛鳥涼
山下達郎さんのお話
日本独自のポップス=CITY POPの代表的存在の山下達郎さん
クリスマスイブが代表的ですが、私は
夏だ!海だ!タツローだ!
と言われている時代のタツローソングも大好きです。
夏の海面のきらめきや、真っ青な空をイメージさせるようなポップスは、何度聴いても飽きません。
ファンの方々は、もう知ってるよーっていう内容ではあると思いますが、良かったらお付き合いください(笑)
AORにハマった初期にすぐに手に入れたアルバムがあります。
Nite Flyte
この2枚はとても洗練されてて、ファンキー。
79年頃に発売されていて、日本では80年代のニューミュージックと言われている頃や、90年代のJ-POPにもこの人達の影響は大きいと思っています。
洗練度が高くて、日本人が好きになるファンキーさとおしゃれ度の高さのバランスがいいんだと思います。まだ聴いたことがない人にはオススメです。きっと、一度聴くと、すぐまた2回目聴きたくなると思いますよ。
「If you Want It」という曲があるのですが、このイントロ、なんかどこかで聴いたことある……。と思ったら、
タツローさんの「Sparkle」のイントロだ!!
と気づいたんですね。まあ、すでに知れ渡っていることではあったのですが、
自分で気付いた!ということが大きいわけですよ(笑)
タツローさんは、ラジオで昔「If〜」をカバーしてたことがあり、You Tubeで発見して聴きました。タツローさんも好きだから、インスパイアされたのかなー。きっと。
タツローさんはちゃんと自分の中で好きな音楽を咀嚼して取り込んでるところは忘れてはいけません。
「Sparkle」はもうライブでは欠かせないですし、タツローさんのギターカッティングは、何回聴いてもかっこいいです。
今人気のCITYPOPは、こういうAORを中心とした洋楽からインスパイアされて、タツローさんをはじめ、例えばオメガトライブや、松原みきさんの「真夜中のドア」など、日本人が好みそうな要素をちゃんと加味して作られているものなんですね。それが、外国や、日本の若者からすると、独特で面白い!ってなっているみたいです。もう立派なひとつのジャンルだと思います。
お読みくださりありがとうございます✨
#山下達郎
今もなお魅了する、ホイットニーヒューストンの歌と楽曲
ホイットニー・ヒューストンの自伝映画が公開され、ベストアルバムも発売されました。
母親はシンガーで、有名ミュージシャンのバッキングボーカルを務めていたそうです。ホイットニーは母親にボーカルレッスンを受け、バッキングボーカルなどを経て、デビューします。
映画ボディガードでの主演と曲のヒットで、大スターに。
しかし、大スターとなると、あることないこと書かれたり、音楽で酷評されることもあったり、私生活でもうまく行かないことも度々あり、薬物依存で48歳で亡くなってしまいます。まだ早いですよね…。
さて、
ホイットニーの音楽はカバーが多いというのはご存知ですか?
ボディーガードの主題歌
「I will Always Love You」は、ドリーバートンの1974年の楽曲です。You Tubeで観れますので、ぜひドリーバートンのも聴いてみてください。ホイットニーは盛り上げまくってR&B満載な歌唱。ドリーバートンはカントリーシンガーだそうです。ヘアスタイルやドレスがとても独特で、大御所感がすごいです。
デヴィッドフォスターのアレンジ&プロデュースで、見事に生まれ変わりました。
グラミー賞では、レコードオブ・ザ・イヤーを受賞。
デヴィッドフォスターは、AORのジャンルを確立し、その後はセリーヌディオンの発掘プロデュースを手掛け、世界的歌姫に仕立てた名プロデューサー!!またじっくり彼のことはブログにしたいと思います。
お次の楽曲
「Saving All My Love For You」
ホイットニー・ヒューストンといえば、この曲もいいですよね。マリリンマックーという女性の1978年楽曲のカバーだそうです。
お次の曲
「Greatest Love Of All」
オリジナルはジョージベンソン。ボクサーのモハメド・アリの映画でつかわれていたそうです。ジョージベンソンの方は壮大な雰囲気ですが、ホイットニーの方はイントロから使われるキーボードの音色がまさに80’s感あるなーと個人的に思います。ジョージベンソンの方はピアノのイントロでした。どんな楽器を使うかというのも、時代を感じますね。
「Saving〜」「Greatest〜」どちらも作曲家はマイケルマッサー。ホイットニーのためにプロデュースしなおし、大成功を収めました。
歌詞カードに作家やプレーヤー、プロデューサーの名前などが載っていますよね。そういうのを隅々まで見るのが好きで、なんとなく頭の片隅に入れとくと、後々何かのタイミングで点と点が繋がって、「この曲ってそういうことだったの!!」という発見があったりします。
サブスクだとこれができないんですよね。歌詞カードの大切さがまた復活するといいな。
【おまけ☺️】
「Take Good Care Of My Heart」という曲があるのですが、この曲が鈴木聖美&鈴木雅之の「ロンリーチャップリン」ととてもよく似ています。ホイットニー・ヒューストンとジャーメインジャクソンのデュエット。
鈴木聖美さん&雅之さんのロンリーチャップリンも全く負けてないです。勝ち負けじゃないけど。デュエットは歌唱力・ロマンティック・二人の掛け合いのトライアングルバランスが重要だと思います。80年代にお茶の間にブラックミュージックを広めたロンリーチャップリンとお二方はすごいと思います。